国立市事例も紹介!クラウドファンディングって何だろう?

身近な言葉になりつつあるクラウド、カタカナでは一つの言葉ですが英語ではCloud(雲、雲状の)とCrowd(群衆・大衆)とそれぞれ別の単語として存在します。今回お伝えするのはCrowd Funding(クラウドファンディング)。主にインターネット上のウェブサイトを通じて不特定多数から出資・寄付を募る手法です。まずは代表的な事例から見てみましょう。

クラウドファンディングの代表例「Kickstarter」

世界最大規模のクラウドファンディングサービス、Kickstarterによると2013年の取引量は総額500億円以上(1ドル105円換算)、214カ国、約300万人の支援者から1日あたり1.3億円も出資されている計算です。同サービスでは過去最大額となる約10億円の出資額を得たスマートウォッチ「Pebble(ペブル)」等に代表される電子機器から、ハリウッド映画、ヴェロニカ・マーズ等に代表される映画まで様々なプロジェクトに対する出資が日々行われています。

ペブルが出資を募った際の動画

参考:http://media.looops.net/saito/2014/01/09/kickstarter/

日本の規模はどれくらい?

世界各国にそれぞれのクラウドファンディングサービスが登場し、日本にも数多くありますが代表的なCAMPFIRE、READYFOR?、MotionGallery、COUNTDOWN、kibidango、FAVVO、GREEN FUNDING、ShootingStar、Makuake、WESYMの10サービスの2014年9月末累計支援額合計を見ると約17億8千万円が取引されています。2012年7月時点では約5千万円だったので約2年で随分増えました。

参考:http://visualizing.info/cr/crowdfunding/jptrend/#m=a1

NPO・地域活動での動向は?

地域に根づいたクラウドファンディングの代表例はFAAVOや神奈川県鎌倉市特化のiikuniがあります。一般的にクラウドファンディングは金銭の出資を伴いますが、愛媛県のえひめSEEDは出資オプションに「お手伝い」や「掲示物掲載」等、金銭以外の形で参加が出来る仕組みになっています。

国立市ではどうだろう?

国立市には地域限定のクラウドファンディングサービスはまだありませんが、上記サービスを利用して資金調達を目指すプロジェクトが2つ実施されています。

みんなでつくろう、くにたち馬飼舎!ジャック&ダンディと一緒に過ごせる小屋づくり

谷保を中心に子どもたちに人気のジャックとダンディが日野から谷保へ拠点を移すことになり、くにたちはたけんぼの一画に誰もが参加できる馬の飼育小屋を作ろうと挑戦中。

ALUMONDE あるもんで ~お金を介さない贈り物文化の発信地~

国立在住の東大生が谷保にある築50年以上経過した古民家を拠点に、貨幣経済に頼らず贈り物経済・文化を発信する場を作るためにどうしてもお金が必要な部分である改修・改装費、家賃へ出資を募っています。

国立のプロジェクト、皆さんもぜひ応援してください。

国内クラウドファンディングの紹介まとめも参考になります。

元記事:http://kunitachicollab.com/blog/4402

砂漠化防止へのFirstStep企画!東京砂漠実験プロジェクト(2014年10月19日追記)

国立市内に実験用の砂漠と同じ環境を作り、様々な試みを通じて砂漠化防止へ取り組むプロジェクト。


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くにたち地域コラボ

04年に国立市によってNPO・地域活動の拠点として誕生した公設民営の中間支援組織です。長年くにたちNPO活動支援室として運営されてましたが、時代の変化を考慮し市民(市外も可)が気軽に仕事や交流が出来る空間としてコワーキングスペース「プラムジャム」として施設を運営してます。富士見台第一団地商店街むっさ21内、とれたの隣。コワーキング利用1時間100円(13時~17時、水曜休み)。